【本】天才はあきらめた/山里亮太

けーちゃんの作った曲を聴いて、才能があるなと思う。すごいと思う。

はるちゃんの書いたブログ記事を読んで、面白いなと思う。すごいと思う。

西野の開催した飲み会に行って、元気が出る。すごいと思う。

阪口のキレキレのレスポンスを聞いて、しゃべりの才能を感じる。すごいと思う。

乙丸さんと飲んで、自信が湧いてやる気が出る。すごいと思う。

皆、何かしらの才能を持っている。

それを天才と称すかはさておき、才能を感じさせるのには何かしらの理由があるのだと思う。

その理由には素質も大きくあると思う。だけど他にも理由があるはず。

好きだからたくさん触れて経験を積んできたとかポジティブな理由かもしれないし、劣等感とかネガティヴなエネルギーから生まれた努力の結果かもしれない。

南海キャンディーズの山ちゃんの場合、後者だった。それも超絶圧倒的に。

この超絶圧倒的にってところが天才たる由縁なんだろう。

解説でオードリーの若林氏は、「天才とは尽きない劣等感と尽きない愛のことなのだから」と書いていたけれど、その通りだと思う。天才の1つの形なんだと思う。

山ちゃんっていう親しみやすいキャラクターの裏側に隠れた超絶圧倒的な努力、それが誇示される訳でもなく当たり前のことのように綴られている。

自分は天才じゃないと信じた天才の、これまでの経験が詳細に素直に書かれている。しかもめちゃくちゃ面白く。

読みやすくて、内容も面白くて、続きが気になって仕方ない。読み進めたくてたまらない。夢中で読んだ。

けれど何度か途中で読む手が止まった。

辛い。

なんか読みながら本当に辛いと思った。

共感できる部分がたくさんあって、山ちゃんも自分と似たように凡人の感覚があるんだなあと自己投影させておきながら、どんどん突き放されていく。

劣等感や怒りをエネルギーに変えて突き進む様に、まるでお前は努力していない、弱さと向き合っていないと強く否定されるような気持ちになって読んでいて悲しくなった。これは俺が捻くれてるからなんだけども。

ネガティヴをパワーに変える。

じゃ、そのパワーをどこに注げばいいのだろう。

注ぐ先に迷わないのも才能の1つなんだろう。

そんな風に、天才っていうのは様々な高いスキルの相乗効果で成り立っているだなと思う。

こう書くと当たり前のことに感じるけれど、それを体感することってなかなかない。

だから是非、それをこの山里亮太っていう芸人の自叙伝に見せかけた、天才の解説本を読んで体感してみて欲しい。

おすすめ。

以上

高橋央でした。

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